植物

ヒマラヤスギ

立冬も過ぎ、寒気も南下してきました。 本格的な冬を迎えます。 散歩道も、落葉の彩りで覆われるようになりました。 いつもの公園の遊歩道。少し色が変わっています。 樹木の傍の側溝には、瓜型のような実が沢山落ちています。 これは「ヒマラヤスギ」の雄花…

草花(15)

黒須田川 暑かった日も、どこかに・・ いつしか芒の穂がなびくようになって来ました。 「お彼岸」も過ぎ、次第に秋が深まりつつあります。 虫たちも冬籠りの支度を始める頃です(蟄虫坏戸) 天文学的な季節と異なり、自然季節と呼ばれる気候学的な言葉に 「…

黄小傘茸

今朝、こんな茸が庭の芝生に生えていました。 ゴルフのプレイ中に、よく見かけたことがありますが、 茸の名前は知りませんでした。「キコガサタケ(黄小傘茸)」という茸だそうです。 食べることは出来るそうですが・・・・ 細い一本足の上に、小さな三角錐…

草花(14)

今日、7月10日は、東京・浅草寺の「ほおずき市」です。 この日に参詣すると四万六千日参詣したほどの功徳があるとされ 「四万六千日」と呼ばれています。 この市は、元禄時代ごろから始まったと言われ、 浅草寺は、かっては雷除けに「赤トウモロコシ」が…

青水無月

夏至も過ぎ、関東地方は梅雨明けのような暑い日が続いています。 午後、少し陽が和らいだ時間に、いつもの散歩道を歩きました。 土手や芝生などに生えていた小さな草花は、暑さとともに役目を終え、 今は暑さに強い草花、背丈の高いヒメジョオンなどが咲いて…

草花(13)

紫陽花が綺麗な季節となりました。 現在、紫陽花は2000種類もの品種があるそうです。 散歩していても自然と紫陽花に惹きつけられますが、 足元の芝生や土手には、花茎の高さが10〜30cmほどの 小さなピンク色の花が咲いています。 この花は、花穂が…

草花(12)

一昨日、関東地方も梅雨入りをしたようです。 工房での作業を終えて、小雨の中、最寄りの駅まで歩きました。 車道から外れた小路で、蔓草の花に出逢いました。 この花は「スイカズラ(吸葛)」と言います。 日本原産の植物で、5〜6月頃に甘い香りのする白…

草花(11)

道端や空き地などで、よく見かける白い花。 今が盛りで、土手に群生していたり、 石垣の隙間に、ぽつんと1本だけ咲いていたり・・・・ よく見ると菊の花のように見えますが、 この花は、キク科の「ハルジオン」と言います。 この「ハルジオン」に、よく似た…

山法師

一昨日、沖縄地方が梅雨入りしたという発表がありました。 関東地方の梅雨入りは、6月8日頃と言われています。 今日は、雷を伴った雨が激しく降りました。 家の窓から眺める「山法師」の瑞々しい若葉は眩しく感じます。 その真白い花びらは、白蝶の大群が…

草花(10)

新緑が溢れる中にある駅。この駅から歩いて1時間ほどのところに工房があります。 先日、爽やかな風を受けながら工房まで歩きました。 田圃には水がひかれ、田植も始まりました。 * * 工房の入口では、オオデマリが咲き、迎えてくれました。 足元には、田…

草花(9)

この白い花は「小繁縷(コハコベ)」といい、春の七草のひとつです。 また「ハコベラ」とも呼ばれます。 道端や畑に生えており、花の直径は約6mm、萼の長さは約4mmという小さい花です。 「ハコベ」は、日本では約18種あるそうです。 通常「ハコベ」…

真赭

芒の穂は、どんな色をしているのだろう。 穂が出たばかりの時、花盛りの時、綿毛となった時、それぞれ違って色に見えます。 また光の具合によっても、いろいろな色に見えたりします。 一般的は、黄金色、金色、銀色、白色、鼠色などと表現するのではないでし…

クマシデ

散歩中に公園で見つけた木。 蓑虫が沢山ぶら下がっている・・・・? ビールの原料になるホップに似ている・・・? 調べてたら「シデの木」の一種で「クマシデ」という木でした。 シデの仲間の中では、花穂が最も大きいので「クマ」の名がついたそうです。 「…

残秋

「立冬」も過ぎ、段々と廻りから色彩が少なくなっていきます。 「秋の名残り」との出会いを楽しみながら、いつもの散歩道を歩きました。 柿の葉や真っ赤に成て直にちる 一茶 (『七番日記』) コスモス(秋桜)は、明治時代頃に、日本にもたらされた新しい花…

柿の日

柿くえば鐘が鳴るなり法隆寺 この句は、明治28年10月26日、正岡子規が奈良法隆寺の茶店で 休んでいるときに詠んだ句です。 そして、この日に因んで、10月26日を柿の販売促進を目的として 全国果樹研究連合会によって「柿の日」に制定されました。 …

狗尾草

夏から秋にかけて道路や公園の草地などで 良く見かける雑草の一つに「エノコログサ」があります。 「猫じゃらし」と言った方がいいのかも知れません。 また穂の見かけそのままで「ケムシグサ」という名もあります。 名前の由来は、花穂が犬の尾に似ていると…

木犀の香

四季咲木犀 金木犀 先日、杉の木を伐採した時に、垣根の木犀の木を痛めたので、 花が咲いてくれるか心配でしたが、 今、工房の庭は、金木犀と四季咲木犀の甘い香りでいっぱいです。 花の香りは、花のどの部分から発散されているのか?調べて見ました。 花の…

白い茸

暑さもやわらぎ、葉が色づき始めると 木の根元には、茸が顔を出し始めます。 工房の粘土置き場の傍に、白い茸が生えていました。 雑木林の木陰などで、よく見かけたりする・・ 「ツルタケ(鶴茸)」の種類かな? 鶴の首のようにスラリとした姿、形は美しいで…

山椒の実

山椒の若い果実 山椒の果実 山椒の裂開した果実 10年前に、友達から頂いた山椒の木。今年も収穫の時期になりました。 山椒の実は香辛料として、よく知られていますが、果皮、花、果実や葉などの 使用する部分によって名前が違います。 若葉のときは「木の…

杉の木

工房の近くを散歩すると、こんな杉の林に出会います。 杉の木は縄文時代から身近な木で、日本各地に分布しており、 種類も300種ほどあると言われています。 直ぐ木(すぐき)が名前の由来で、真っ直ぐ高く成長し、 58mまで伸びた木があるとか? 用途も…

麹茸

このキノコは「コウジタケ」と言います。 公園の広葉樹木の下や芝生などで良く見かけるキノコです。 麹のような香りがするので「麹茸」と言われています。 赤褐〜血紅色と派手な色をしていますが、食用にもなります。 多くの日本人が好む香りのマツタケは鎌…

酸漿

この黒い実は「アメリカイヌホオズキ」と言い、路傍や荒れ地などで、よく見かけます。 酸漿(鬼灯)という名がついていますが、実が赤くなる「ホオズキ」は、 ナス科のホオズキ属で、黒くなる「イヌホオズキ」は、ナス科のナス属で、種類が違います。 この「…

山桃

道路を真っ赤に染めた山桃。甘酸っぱい香りが漂っています。 漢名では「楊梅」と書き、別名として「山桜桃」「火実」があります。 楊桃の山もりわびし山折敷 蝶夢 (『草根発句集』) (注)蝶夢(1732-1796)は江戸時代中期の俳人。 18.0cm×17.0cm

麦秋至

5月31日から、二十四節気の七十二候の「麦秋至」です。 中国の「宣明歴」では「小夏至」といい、漸く暑さが加わり始める頃だといわれますが、 昨日は、真夏並みの暑さの所がありました。 近くの市民農園の大麦は、5月の始めには、まだ青々としていました…

草花(8)

この草は「小判草」と言います。 野原や土手などで大群落をつくっているのを良く見かけます。 実の色は、初めは薄緑色をしていますが、熟すと美しい黄金色になります。 ヨーロッパ原産で、明治時代に観賞用として輸入されました。 「小判草」という名は、小…

草花(7)

今日は「母の日」です。 「母の日」はアメリカで生まれ、日本に伝わったのは大正時代と言われています。 日頃の感謝を、赤いカーネーションに込めて贈る人も多いのではないでしょうか。 母の日とは直接関係ありませんが、母の名の付いた草花があります。 道…

藤の花

工房の庭の藤の花、今が満開。 春風に薫香を漂わせ、優雅に揺れています。 藤の花南無あゝあゝとそよぎけり ( 一茶 ) (『七番日記』)

草花(6)

雑木林の倒木の傍で発見。 この毒々しい色と形・・最初は「蝮草」?・・と思ったが、 花序の先が細く糸状に長く伸びており、調べたら「ウラシマソウ(浦島草)」でした。 この糸に何か役割があるかというと、まだ全く謎だそうです。 この植物は「雌雄異株」…

草花(5)

「雉蓆(キジムシロ)」という15mm〜20mmの小さな花です。 名前の由来は、花後の葉が大きく放射状に広がり、 その姿が雉の休む蓆に似ているところからきたと言われています。 工房の傍の雑木林には、雉のつがいが棲んでいます。 雉は「深い愛情の象…

編笠茸

こんな奇抜な形の茸。 この茸は、春に生える茸で「アミガサタケ」と言います。 工房の傍の桜の木の下で、良く見かけます。 「毒きのこ」とばかり思っていましたが、食べられるそうです。 海外ではモルーユ(モレル)と呼ばれて、人気の高級食材とか・・・・ …