植物

花と鳥

不順な天候が続きましたが、30日、東京に待ちに待った桜の開花発表がありました。 私の家の近くの黒須田川の遊歩道の桜(ソメイヨシノ)も、蕾が膨らみ始めていました。30日には、2~3輪、5~6輪咲いている木を見つけました。 花咲や自慢をききにくるすずめ …

柿生の里

柿が美味しい季節になりました。私の住んでいる周辺には柿の木が多く、多くの実をつけ枝が撓んでいます。 柿が遊歩道に落ちて来そうです。 甘く熟した柿は、メジロの好物です。 黒須田川の遊歩道から、少し脇道に入るとまだ柿畑の田園風景が残っています。柿…

アキアカネ

ウォーキングするには、心地よい気候になってきました。 爽やかな秋風に乗ってキンモクセイの甘い香りが匂って来ます。 お彼岸を過ぎる頃までは、歩く足元に纏わりつくように飛んでいたハグロトンボも知らない間に数が減って来ました。 水草に産卵を終えたの…

梅雨葵

先日の台風2号の影響で、関東地方も線状降水帯により集中的な豪雨がありました。大きな被害が発生した地域もあり、線状降水帯という自然の脅威の力を知らされました。 家の近くの黒須田川にも、その影響が少なからずありました。通常の増水の時は、水流は次…

コスモス

空たかくコスモスゆれる花原を ほそほそと行き来る道がある (ラジオ深夜便・誕生日の花と短歌365日)より この短歌は歌人・鳥海昭子さんが詠まれたものです。 鳥海昭子さん(1929-2005)は、児童養護施設に勤務した経験の随筆など書かれており、1992年東京都…

四つの家族

「母の日」に、息子が贈った花に添えられていた小さな球根を、妻が植えて大きく育ちました。 この四つ葉の植物は「オキザリス・アイアンクロス」と言います。また「ラッキークローバー」「四つ葉のクローバー」とも呼ばれています。 「四つ葉のクローバー」…

路傍の石仏

鬱陶しい梅雨の季節が始まります。 今、黒須田川は、卯の花か満開です。 「卯の花」と言えば、唱歌『夏が来ぬ』を思い出します。「卯の花」は、初夏のシンボルとして詩歌にも詠まれ、親しまれて来た花です。 卯の花の匂う垣根に・・ 私の住んでいる周辺で、…

苔清水

黒須田川の水の源流は、多摩丘陵からの湧き出る清水です。この水によって多くの生き物たちが棲息しています。堰は水の流れの緩急をつくり、小魚の棲家ともなっています。 青々とした苔も育っています。 石の苔千代の様を咲にけり 一茶『七番日記』 狭い石の…

花の競演

黒須田川の「どうだん橋」の袂に、2つの花が競い合うように咲いています。 この2つの木は凭れ掛かるようして、ほぼ同じ時期に花を咲かせています。 木陰で目立たないのか、この花に眼を止めてくれる散歩者は少ないようです。 花の種類は違っていますが、同…

花虻

晴雨に関係なく、ほぼ毎日、黒須田川の遊歩道を歩いています。この時期は、季節の移り変わりがよく分かります。 桜の花の色から大根の花の紫色、菜の花の黄色へと・・川辺の色の変化は散歩を愉しくさせてくれます。 特に黄色の花は、鳥や虫を惹き付ける色で…

樹皮

半月ほど前までは美しく黄葉していた「イチョウ」の木。今は小枝が澄んだ青空を突き刺すように見えます。 ヒヨドリのいるのも、よく分かるようになりました。 私は幸田文さんの随筆が好きで、よく読みます。多くの随筆の中で『木』(新潮文庫)という随筆が…

灯台躑躅

暦の上では「大雪」も過ぎ、黒須田川の遊歩道の木々も紅葉から冬の色に変わりつつあります。そんな中で川底に立つ1本の「メタセコイヤ」。今、紅葉が真っ盛りです。山茶花と色の輝きを競っているようです。 赤い色では負けないと、実をたわわに付けた「ピラ…

波紅葉

紅葉前線の便りも、山から里へ。 新型コロナも治まりつつあります。紅葉の名所に訪れる人も多くなりそうです。 私の散歩道の黒須田川は、サクラの葉も散り終え淋しくなりました。 川の遊歩道には、紅葉を楽しむ木々もほとんどありません。 でも川面では、こ…

桜黄葉

白露に気の付年と成にけり 一茶『文化句帖』 今日、9月8日は二十四節気の「白露」にあたります。 春には華やかに、美しい花を咲かせた黒須田川のソメイヨシノの並木道。 この1週間ほど停滞した秋雨前線の影響か、葉っぱの色づきが早まりました。 まだ緑の…

珊瑚樹

連日、真夏日が続くなか、秋の七草が咲き始めたという声が聞かれました。 そんな秋の兆しが少しづつ感じられる中、黒須田川の遊歩道には、赤い葡萄の房のように赤い実が鈴なりになっている木があります。 その木は「珊瑚樹(サンゴジュ)」です。 「珊瑚樹」…

鉄砲百合

黒須田川の遊歩道を散歩すると、あちらこちらに自生の「鉄砲百合」が咲いています。 川から吹き上げる風に乗って少し甘い香りが・・ 「鉄砲百合」は、日本原産の花で江戸時代から栽培されてきました。 その花の美しさと栽培のしやすさから海外でも人気のある…

クサギ

この草花は、道端や草原でよく見かける「ヘクソカズラ(屁糞葛)」といいます。草や木に絡みついて成長する美しい花です。 なぜこんな名前がついたのでしょう。それは若葉の時に葉や茎を揉むと嫌な臭いがするからです。この臭いは「メルカプタン」と言い、お…

白素麺茸

この新緑のケヤキと楓の並木道は、よく散歩するコース道です。日差しの強い真夏は、ケヤキが涼しい木陰を作ってくれます。この日は梅雨の真っ最中で曇っていました。右側の車道は、横浜市と川崎市の境界です。 ケヤキとウバメカシの間の苔の中に、白いモヤシ…

草花(23)

関東地方は、連日真夏日が続いています。 梅雨入りは、例年より遅れそう。いつ頃になるのでしょうか。 黒須田川周辺の遊歩道も、瑞々しい緑色の世界になっています。 この緑が覆う水辺には、小さな白い花々が、30℃近い暑さにも負けず、輝いています。 川面に…

里桜の実

黒須田川の遊歩道の桜並木。 華やかで美しかった「ソメイヨシノ」。今は、瑞々しい青葉に変わっています。 若葉を眺めていると・・ 年よらぬ心になりしわか葉哉 一茶『文化句帖』 桜の樹液が好きなカメムシ(キマダラカメムシ)も現れました。 念入て虫が丸…

春の川辺・エトセトラ

横浜の桜の開花予想日は、3月16日頃だと言われています。昨年より早く開花するようです。 今日は、暖かい日差しの中、いつもの黒須田川に沿って歩きました。 茶色い色の多い中で、一番目に惹くのは、真白なサギです。 今年は「コサギ」よりも「チュウサギ…

十字花

跳ぶ「ハクセキレイ」 「コサギ」の夫婦? 跳ぶ「チュウサギ」 2~3日前は、20℃を超える季節外れの暖かさで、黒須田川の水も少し温み始めたようです。歩道の「ハナモモ」の蕾も緩み始めました。しかし「ソメイヨシノ」は、堅い蕾のままです。 散歩してい…

大寒

今日は「大寒」です。 気温は上がらず、暦通りの寒さになりました。しかし日差しは暖かく、黒須田川のカワセミは、餌も獲らずに日向ぼっこです。 この寒さの中、黒須田川の遊歩道で、寒さを凌いで生きている雑草があります。その場所は、擁壁にある直径80c…

伐木

先日、公園の一画にある山桜の木が伐採されました。 この公園は、黒須田川の傍にあり1979年に整備されました。 近年、公園の周辺の交通量も増えて来ていますが、静かで近隣の人たちの憩いの場でもあります。私も散歩の途中に休憩場所としてよく利用します。 …

密かな告白

最近は「密」という文字を見かけると、「3密」という言葉が、すぐに浮かぶほど身近な言葉になっています。 この「密かな告白」と言うと、人目をはばかる秘密の出来事があったかのように思われますが・・「枇杷の木の花」に付けられた花言葉です。 私がいつ…

早梅

今年は、新型コロナのため日にちをずらして、初詣に行って来ました。 琴平神社の本殿の石段は急で危険なために、祭事などで混雑する時は閉められています。今日は、参拝者が少なく開かれていました。 階段を上っても閑散としていて参拝者はいませんでした。 …

シバフタケ

工房から車で10分ほどの所に、小さなゴルフ場があります。 先日、すっきりとした秋晴れではありませんでしたが、妻とともにゴルフを楽しみました。 ゴルフは上手くありませんが、このゴルフ場には、体力維持のために月に1~2度訪れています。9ホール(…

雀瓜

この白い果実の名前は「雀瓜」と言います。 散歩中、少し湿気の多い雑木林の日陰に生えているのを見つけました。 つる科の植物で、茎は細く、他のつる植物と絡み合って伸びています。 春先には白い花を咲かせます。果実は、若草色から成熟するとだんだんと白…

小紫の実

先日、富士山の初冠雪の映像が紹介されました。昨年より24日早い冠雪だということです。 富士山の美しい雪景色は、あの猛暑の夏が終わったことを知らせてくれているようです。 家の近くのふるさと公園では「王禅寺柿」が色づき、秋の香りがして来ました。 …

草花(22)

梅雨が明けたら、本格的な暑さがやって来ました。散歩をしていても日陰を求めて、ジグザグに歩き、涼を求めています。 朝の散歩中に見つけた黄色い可憐な花が一輪、川面からの涼風にゆらゆらと揺れていました。 一本の草も涼風やどりけり 一茶『七番日記』 …