2018-10-01から1ヶ月間の記事一覧

栗名月

朝夕、吹く風も肌寒く感じられる季節となりました。 この頃に眺める月は、特に綺麗に見える様に思います。 秋になると月が綺麗に見えるのは、この時期になると 空気中の水蒸気が少なくなるために、くっきりと見えるからです。 一茶は「月」について、多くの…

やっと涼しくなり、夜に蛾が飛んで来なくなりました。 「蛾」というと「気持ちが悪い」「模様が怖い」「何となく汚い」 「鱗粉は人体に悪い?」など、あまりいいイメージがないようです。 この夏、工房に飛んで来たり、散歩中に見つけた蛾たちです。 ヤママ…

句碑散歩(11)

今回は、松戸市と流山市にある句碑を、電車と歩きを交えて訪ねました。 この松戸、流山は、一茶の俳友やパトロンが多く住んでいました。 一茶は、第二の故郷として、度々訪れています。 自宅から2回乗継ぎ正午過ぎ、新京成電鉄の八柱駅に到着。 県道281…

句碑散歩(10)信濃4

前日は、空模様が怪しくなってきたので、 早めに野尻湖湖畔の宿に入りました。 野尻湖は芙蓉湖とも言われ芙蓉の葉のように 多くの岬が入り組んだ地形をしています。 野尻宿は、信州の北端にあります。 一茶の時代、この野尻宿は俳句が盛んで、一茶の門人も多…

黄蝶

いつも通る工房の傍に生えている「アケビ(木通)」が熟して来ました。「一夜さに棚で口あく木通かな(文政句帖)」という一茶の句がありますが、 名前の由来になったような口を大きく開けていました。 木通は、種を除いてすべて食べられるそうで、 皮は天ぷ…

句碑散歩(9)信濃3

黒姫駅は明治21年5月柏原駅として開業し、 昭和43年10月に黒姫駅と改称されました。 この力強く、ユニークな「黒姫駅」の看板。 2011年に作られ、字体は、植村元子(書家)さんが書かれました。 「黒」は、墨が燃えている 「姫」は、黒姫伝説の龍…