2019-04-01から1ヶ月間の記事一覧

特別行為税

この古茶けた色になった『一茶の研究』(藤本實也著・青葉書房刊)は、昭和18年6月に発行された本です。 奥付には「特別行為税相当額」という文字が印刷されていました。 本の奥付は、本の履歴書のようなもので、奥付の歴史は古く、享保7年まで遡ります。そ…

本箱(7)

先日、古本屋で『備前の窯芸』宗田克己著(昭和18年11月発行・七丈書院刊)という本を買いました。 書名の「窯芸」、通常は「〇〇の陶芸」「〇〇陶磁器」や「〇〇工芸」などと表現されるのが多いのですが、このような書名はあまり見かけません。 陶磁器は、…

番い

朝早くから雉の声が・・・ 眠気を一喝する鳴き声です。 工房の前の田圃に現れた雉の「番い(つがい)」です。 やっと雉の番いが撮影できました。 雉は警戒心が強く、すぐ逃げられてしまい・・・ 山の雉あれでも妻をよぶ声か 一茶(『七番日記』) でも、こん…

花韮

この星形の白い花は「花韮(ハナニラ)」です。 植えた記憶がないのですが、いつの間にか、庭の所々に咲くようになりました。 「花ニラ」は繁殖力の強い花で、タネが散って自然に増えたりします。 黒須田川の歩道の桜は、すっかり葉桜となりましたが、木の根…

やきもの展(2)

4月になって、暑くなったり寒くなったり・・・九段下から「北の丸公園」を訪れた日はお堀の桜は散り始め、お花見には遅かったようです。 桜は散りつつありましたが、新緑が眩しいほど美しく輝いていました。 東京国立近代美術館工芸館の『The備前Biz…

よこはまだけ

先日、『神奈川区いまむかしガイドの会』主催の歴史散歩で「保土ヶ谷道」を歩いて来ました。 「保土ヶ谷道」は、横浜市西区にある『温故知新のみち』の1つです。 「温故知新のみち」は、歴史ある横浜市西区の魅力を再発見できる散策ルートとして、区内を通…

すずめのお宿

二十四節気七十二候によると、3月20日から24日頃を「雀始巣」といい、すずめが巣を作り始める頃と言われています。 先日、その雀の巣(お宿)と名前が付いた、目黒区にある「すずめのお宿緑地公園」に行って来ました。 今では珍しい、都心のなかに残さ…