2017-07-01から1ヶ月間の記事一覧

このカラスは近くの公園にいた「ハシブトカラス」です。 カラスのイメージと言えば、不吉なことの象徴であつたり、 ずる賢い狡猾な印象を与えたりしますが、古来から世界各地では 「神の使い」「太陽の使い」として崇められてきた生き物です。 またイソップ…

大暑

この道路は私が日頃、よく通る道路です。よく見るとアスファルトが白くなっています。 この道路は「すず風舗装」と言い、白く見えるのは、アスファルトの隙間に 水分を蓄えることのできる保水材が浸み込ませてあります。 この保水した水分の気化熱で、舗装表…

下総を歩く(2)

前回、歩いた「小金道」を、小金宿から一茶双樹記念館まで歩きました。 江戸時代、この辺は「小金牧」と呼ばれ、幕府の軍馬育成の放牧場がありました。 大谷口付近には、旧道小金道が残っている唯一の場所があります。 今は都市開発が進み、喧騒としています…

酸漿

この黒い実は「アメリカイヌホオズキ」と言い、路傍や荒れ地などで、よく見かけます。 酸漿(鬼灯)という名がついていますが、実が赤くなる「ホオズキ」は、 ナス科のホオズキ属で、黒くなる「イヌホオズキ」は、ナス科のナス属で、種類が違います。 この「…

七夕

今日は五節句のひとつ「七夕」です。また二十四節句の「小暑」でもあります。 「七夕」は平安時代に日本に伝わってきましたが、 一般の人が楽しむようになったのは江戸時代のころです。 この頃に七夕を五節句にとりこみ、願いを短冊に書きました。 今日は息…

山桃

道路を真っ赤に染めた山桃。甘酸っぱい香りが漂っています。 漢名では「楊梅」と書き、別名として「山桜桃」「火実」があります。 楊桃の山もりわびし山折敷 蝶夢 (『草根発句集』) (注)蝶夢(1732-1796)は江戸時代中期の俳人。 18.0cm×17.0cm