2016-09-01から1ヶ月間の記事一覧
紅茸は、夏から秋にかけて広葉樹林や針葉樹林下の地上に生える赤い茸です。 この茸は色が毒々しいので毒キノコのように扱われてきましたが、種類のすべてが有毒ではないようです。 しかし辛みや苦みが強いので食用としては利用されていません。 紅茸やうつく…
「寒蝉鳴(ひぐらしなく)」は、二十四節気の七十二候の一つです。 葉が色づき始め、かなかなとヒグラシの鳴く声を聴くと、 夏が終わり、秋の訪れを感じます。 日ぐらしも啼ねば淋し初もみぢ ( 単兆 ) (『単兆発句集』)
車に乗ろうとした時、窓にしがみ付いたバッタ、 近寄ってもなかなか逃げようとしない・・・キリギリス?・・・ホシササキリだろうか? 片足は踏みとどまるやきりぎりす ( 太祇 ) (『太祇句選』) 一茶は「きりぎりす」の句を多く詠んでいます。 先日、訪…
最近は製造技術の向上で、貫入の入らない陶磁器は多くなっています。 しかし陶器では、どうしても貫入が入ります。 「貫入」を「味わい・見どころ」と見るか。それとも「不良品」「欠陥」と見るかは 作り手、使い手によって、捉え方は千差万別のようです。 …
庭の藤の蔓にとまった塩辛蜻蛉。 夕陽を受けて透明の翅が赤く耀いています。 御祭の赤い出立の蜻蛉哉 ( 一茶 ) 高さ:18.6cm
雲の峰きのふに似たるけふもあり ( 白雄 ) (『白雄句集』)