工房の近くを散歩すると、こんな杉の林に出会います。
杉の木は縄文時代から身近な木で、日本各地に分布しており、
種類も300種ほどあると言われています。
直ぐ木(すぐき)が名前の由来で、真っ直ぐ高く成長し、
58mまで伸びた木があるとか?
用途も建築材をはじめ建具、樽や桶、下駄、割り箸などに
用いられています。
しかし、花粉症の人には嫌われもののようです。
陶芸仲間が訪ねて来たとき、工房を囲む杉の木を見て
隠れ家と呼んだりしていました。
しかし、その杉も大きくなり、庭の日当たりも悪くなり、
庭木にも影響が出はじめたので、思い切って伐採することにしました。
2日間で11本切り、その伐採量は2tダンプで
9台分もありました。
伐採したこの杉の木は、建築材としての価値が低く、
引き受けてくれるところはありませんでした。
隣家の畑に影響のない方向、しかも狭い道路に倒します。
木の中心は枯れており、強風で倒れる危険もあります。
一番背の高い木(15m以上?)は、電線の傍にあり、
一番苦労しました。
太い木は、直径40m以上もありました。
切株に茸かたまる時雨哉 一茶 (『文化句帖』)