草花(14)

 今日、7月10日は、東京・浅草寺の「ほおずき市」です。
この日に参詣すると四万六千日参詣したほどの功徳があるとされ
「四万六千日」と呼ばれています。

 この市は、元禄時代ごろから始まったと言われ、
浅草寺は、かっては雷除けに「赤トウモロコシ」が売られていましたが、
のちに「ほおずき」を売るように変わってきたようです。

   

 東京は30℃を超える暑さの中「ほおずき市」に行って来ました。
外国人の観光客の中に混じり、若い女性の浴衣姿が多いのには驚きました。

   

   
「ほおずき」の名前は、その実が赤くふっくらとした様子から
頬を連想したとも言われますが、諸説あるそうです。

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この愛らしい「ほおずき」という名前が付いた草花があります。

 この花は、日頃、道端や庭先などに生えている「イヌホオズキ」です。
「ほおずき」とは似ていない花ですが、同じナス科の植物です。
 名前に「犬(イヌ)」が付いているのは
「役に立たない、価値がない」という意味です。 

 イヌホオズキには、よく似た種類があるので判別が難しいですが、
この花は「オオイヌホオズキ」ではないかと思います。
 果実は、小さい時は青く、熟すと黒色の果実となります。
 
 
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  小さい頃に赤くなったホウズキの実を潰して種をだし
  果実を鳴らして遊んだ記憶があります。

   鬼灯の口つきを姉が指南哉   一茶   (『八番日記』)


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 ピンク御影耳付花入
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