草花(8)

  

 この草は「小判草」と言います。
野原や土手などで大群落をつくっているのを良く見かけます。
 実の色は、初めは薄緑色をしていますが、熟すと美しい黄金色になります。
 ヨーロッパ原産で、明治時代に観賞用として輸入されました。
 「小判草」という名は、小穂の形が小判の形に似ていることから名づけられました。
また小穂の膨らんだ形を俵に見たてて「俵麦」とも呼ばれます。

  


   銭の出た窓きらふてや行小蝶   ( 一茶 )  (『七番日記』)

 
    
      瓢形焼締花入