2019-12-01から1ヶ月間の記事一覧

大晦日

「とく暮れよことしのやうな悪どしは」 『七番日記』 という一茶の句がありますが、今年は自然災害の発生が多く、自然の脅威を知らされました。 被災された方々も多くおられ、心が痛む年でした。 そして復興されないまま、新年を迎える人々も多くおられます…

色見穴

今年、最後の本焼きとなりました。 年5~6回は行っていたのですが、この2~3年は回数が減って来ました。 しかし本焼きの日は「緊張感」と「楽しみ」と「夢」が、ごっちゃ混ぜになっています。 この窯とは、1999年から使用しており、本焼きは79回目…

石蕗

「蝶ひとつとばぬ日かげや石蕗の花」 という其角の句がありますが、華やかな紅葉の木陰で、ひっそりと咲いているのは石蕗(つわ)の黄色い花です。冬の代表的な花です。 名前の由来について諸説あるようですが「葉に艶のある蕗」からきています。 蕗の名がつ…

黄葉

「立冬」を過ぎると太陽の光の強さも弱まりつつありますが、光を受けた紅葉は大変美しく見えます。 葉が色づくことを紅葉といいますが、厳密に色の変わり方で言い方も変わるようです。主にモミジなどが赤色に変化するのが「紅葉」、ブナなどが褐色に変化する…

陶房の風景(13)晩秋

街頭ではジングルベルの音楽が聞こえる季節になりました。 紅葉前線も南下し、観光地では賑わっています。 わが工房の庭のモミジも、先年、大きな枝を剪定しましたが、いつもの鮮やかな色で紅葉しました。 少し散るうちや紅葉も拾はるる 一茶『八番日記』 紅…