2015-06-01から1ヶ月間の記事一覧
飛鳥井なんばどのの蹴鞠、いけの坊の立花、 みやこの田夫、いなかの風流、 立て見るあり居て見るあり。 秋風のうしろを覗く立花かな ( 服部嵐雪 ) (注)服部嵐雪(1654-1707)は、江戸時代前・中期の俳諧師。 芭蕉の高弟で、俳風は温雅で滋味です。 良く知…
高さ:17.0cm
高さ:18.2cm
口径19.7cm・高さ10.8cm・高台径6.8cm・重さ570g
口径15.0cm・高さ13.8cm・高台径10.5cm
平水指は夏を涼しく、楽しむための水指です。大振りの鉢を平水指に見立てて見ました。 底に見る鉢の模様や水肴 ( 井上井月 ) (注)井上井月(1822-1887)は、越後・長岡藩の生れ。 井月(せいげつ)の作品は、芥川龍之介、山頭火、つげ義春などに影響を与え…
高さ16.1cm
水指に暫く月の宿りかな ( 五井蘭州 ) (注)五井蘭州(1697-1762)は、江戸時代中期の儒学者、国学者。 口径10.2cm・高さ13.6cm・高台径9.3cm
口径14.0cm・高さ15.4cm・高台径10.0・重さ1460g 水指は水差とも書き、また水器とも呼ばれます。水指の種類を金属、陶磁器、木工品に分けていますが、本来は唐銅でありましたが、現在は、余り愛用されていないようです。
妹が子は穂麦の風にふとりけり ( 一茶 ) (『七番日記』) 径:13.8cm
高さ:14.4cm
酒少し徳利の底に夜寒哉 ( 夏目漱石 ) (『漱石俳句集』) 高さ:19.2cm
酒といふ延齢丹や冬籠り ( 井上井月 ) (『井月句集』岩波文庫) (注)井上井月(1822-1887)は越後の長岡藩生れ。 「延齢丹」とは江戸時代の健康常備薬。 高さ:17.8cm
貧乏徳利は、江戸後期から昭和初期に、酒屋の小売用として庶民に使用されていました。名前の由来は、備前産よりも粗製である備後徳利からとも言われますが、定かではありません。貧乏徳利は、別名「貸し徳利」または「通い徳利」とも言われ、酒屋の屋号や銘…
つまづいても徳利はこはさない枯草 ( 山頭火 ) 高さ:18.9cm
徳利提げて千鳥ききたる夜もありし ( 西山泊雲 ) (注)西山泊雲(1877-1944)は、兵庫県出身の俳人。酒造家の長男。
梯子酒また夜桜を見逃せり ( ジャック・スタム ) pub crawling we miss them this year too night cherry blossoms (『俳句のおけいこ』河出書房新社) (注)ジャック・スタム(1928-1991)はドイツ生まれのニューヨーク人。コピーライター、詩人。 日本…
酒のみに語らんかかる滝の花 ( 松尾芭蕉 ) (『笈の小文』)