2017-03-01から1ヶ月間の記事一覧

弥生

今日で三月(弥生)も終わりです。 弥生とは、旧暦の3月の別称で「いやおい」が変化したものとされています。 「弥(いや)」は「いよいよ」、「生(おい)」は「生い茂る」の意味で 草木がだんだん芽吹く月というところから「弥生」となったと言われていま…

登り窯まつり(4)

登り窯まつりの締めくくりは「窯出し」です。 今回の焼成は温度上昇も良く、仕上がりは大変に良いということでした。 この窯出しする時は、いつも緊張と期待が膨らみます。 火の神は、どんなやきものの世界を魅せてくれるのでしょうか。 胴木間 捨て間 1の…

春寒

東京都心では21日に桜の開花宣言がありました。 その後、寒さがぶり返し、今日は関東地方の一部で雪が薄っすらと積もりました。 しかし、蕗の薹は寒さにも負けず花を咲かせています。 春の寒さたとへば蕗の苦みかな ( 成美 ) 酒器

登り窯まつり(3)

3月18日。火の神に安全を祈祷して、200年続いている仕法窯に点火。 3日間かかって1300℃目指し焼成します。 炎の洗礼を受ける私の壺(胴木間の焚口付近) 午後5時、登り窯に隣接した竹林の広場では、ポップスライブに合わせて、白いキャンバスに …

草花(1)

日当たりの良い土手や道端には、空色の可憐な小さな花が多く咲いています。 この草花は「オオイヌノフグリ」です。花の直径は7〜10mmほどで 明治の始めころ、ヨーロッパから来たと言われています。 オオイヌノフグリを漢字で書くと「大犬の陰嚢」となり…

登り窯まつり(2)

14日から窯詰め作業が始まりました。3日ほどかけて行われます。 年年や猿に着せたる猿の面 ( 芭蕉 )(『芭蕉句集』新潮日本古典集成) 笠間の周辺の小学生の制作した「土面」です。 焼成された土面は、5月の「陶炎祭」の会場で展示されます。

春の水

二十四節気の一つの啓蟄も過ぎ、冬眠していた虫たちもそろそろ動き始めそうです。 しかし、この時期は短い周期で暖かくなったり、寒くなったりします。 黒須田川の水は、少し温み始めたのかな・・・・・ 鳥の羽を見れば行なりはるの水 ( 暁台 ) (『暁台句…

陶雛

今日は「雛まつり」です。 雛人形を飾り付けるときに、男雛と女雛の位置で迷うことがあります。 京雛では、向かって右が男雛、関東雛では、向かって左が男雛になっています。 飾り方は、雛まつりの行事が受け継がれて来た地方の歴史や 家ごとの伝統によって…