2016-04-01から1ヶ月間の記事一覧

竹の子やかたばみ草のとりついて ( 成美 ) (『成美家集』) 鉄絵盃

雉子

雉子は日本の国鳥です。また多くの自治体でも「市町村の鳥」として指定されています。 工房では、朝早く「ケンケーン」と鋭く鳴く声で起こされることがあります。 今、工事中の東関東自動車道の傍では、こんな風景も見られます。 雉の尾に春風ゆらぐ日影哉 …

鼓草

『打すてて誰がぬしなるぞつづみ草』いう加賀千代女の句があります。 江戸時代にはタンポポを「つづみ草」とも呼ばれていました。 タンポポの語源は、花の総苞片の形から鼓を連想し、鼓を打った音の「タン」と「ポン」からきたと言われています。 たんぽぽも…

松の花

松は古くから縁起のよい植物とされて来ました。 しかし「松の花」を新興住宅地で見かけることは少なくなりました。 風ひとふき酒にけぶれる松の花 ( 白雄 ) (『白雄句集』) 高さ:16.9cm

花見徳利

『 花びらに舌打したる蛙かな 』(七番日記)という一茶の句がありますが、わが庭の山櫻の花は散りました。 今年は庭でのお花見はできませんでした。 瓶に酒いづこはあれど家ざくら ( 白雄 ) (『白雄句集』)

ひょうたんミミ

手塚治虫の漫画には『ヒョウタンツギ』というキャラクターがよく登場します。 私も瓢箪の形が好きで、いつも成形後に残った土を集めて小さな瓢箪を作っています。 この一輪挿しを「ひょうたんミミ」と名づけてみました。 志野一輪挿し

長筒花入

松のひまにほのぼの見ゆる花の春 ( 暁台 ) (『暁台句集』)

甘茶

今日はお釈迦様の誕生日。 気温も20℃を超え、暖かい風に乗って甘茶の香りが飛んでくるようです。 子どもらも頭に浴びる甘茶かな ( 一茶 ) 白磁一輪挿し

焼締花三島

歌一首もたぬ山なし花の雲 ( 蓼太 ) (『蓼太句集』)

更衣

平成20年から笠間の奥田製陶所の仕法窯(登り窯)で作品を焼成してもらっています。 今回で6回目となります。平成23年には、東日本大震災で窯が壊れ、焼成することができませんでした。 しかし一昨年、修復も終わり、窯に火が入りました。 昨年、焼成し…