2016-03-01から1ヶ月間の記事一覧

茶盌(2)刷毛目

今日は気温20℃を超え、近くの公園の桜が満開です。 めもあやにかさなる花の錦哉 ( 宗祇 ) (『宗祇発句集』) 口径:13.7cm・高さ:6.8cm・高台径:4.0cm・重さ:290g

茶盌(1)鼠志野

海に見ん春の白雪地にあはき ( 白雄 ) (『白雄句集』)

雫形瓶

木を辷る肌のゆるみや春の雪 ( 素丸 ) (『素丸発句集』)

酒盃(19)

春きてぞ雪をも嶺のうす霞 ( 宗祇 ) (『宗祇発句集』岩波文庫) 練込盃

つくづくし

東京は21日、横浜は23日に桜が開花しました。原っぱの土手には、土筆が顔を出しました。 土筆は春の山菜としても親しまれています。袴を取り、灰汁を抜いて佃煮にして、よく食べました。 軸の好き天窓(あたま)の好きやつくづくし ( 太祇 ) 「つくづ…

一輪挿し(14)

家の近くの公園の白木蓮です。この白さが眠っている木々に春を告げているようです。 しかし白木蓮の花期は短く2〜3日ほど咲いて枯れてしまいます。 『白ぼたん崩れんとして二日見る 』(夏目成美家集)という句がありますが、 2日は無理ですが・・・陽だ…

丸瓶(1)

さくまでの木末にのこれ雪の花 ( 宗祇 ) (『宗祇発句集』岩波文庫)

檜葉文小皿

花粉症の季節になりました。 杉と聞いただけで花や眼がムズムズする人がいるのではないでしょうか。 このヒバの木は工房の西側の道、約50mほど続いています。 ビバの別称は「アスナロ(明日檜・翌檜」。その由来は「明日はヒノキになろう」という思いが込…

波兎文皿写し

先日、専修大学のサテライトキャンパスで「有田職人尽し」の研究展示を見ました。創業400年となる有田焼の制作過程などを、有田の職人たちの聞き書きで紹介されています。また昨年、発行された冊子(『窯業聞き取り調査概要報告』専修大学文学部人文・ジ…

啓蟄

冬籠りしていた虫たちが動き出すような暖かい日ですが、 気象庁の観測によると、姿が見られなくなった生き物が相次いでいるそうです。 行とどく春の日影や虫の穴 ( 蘭更 ) (『半化坊発句集』)

上巳

桃ありてますます白し雛の殿 ( 太祇 ) (『太祇句選』) 白磁一輪挿し