柿くえば鐘が鳴るなり法隆寺
この句は、明治28年10月26日、正岡子規が奈良法隆寺の茶店で
休んでいるときに詠んだ句です。
そして、この日に因んで、10月26日を柿の販売促進を目的として
全国果樹研究連合会によって「柿の日」に制定されました。
川崎市麻生区の星宿山王禅寺の境内にある禅寺丸柿の木です。
2007年に文化庁の登録記念物として指定されました。
いつも散歩の時に訪ねる「王禅寺ふるさと公園」にも、禅寺丸の柿の木が植えられており、
今が真盛りです。
「第21回禅寺丸柿まつり」
10月21日、生憎台風21号の余波を受けて雨となりましたが、
小田急線柿生駅前で開かれた「禅寺丸柿の日まつり」です。
柿は市場に出ることは少なく、ここで販売されていました。
甘柿には、熟せば甘味をもつ完全甘柿と渋みが残る不完全甘柿がりますが、
禅寺丸柿は不完全甘柿です。果肉に茶色いゴマが入ると甘くなります。
形は通常の富有柿などより腰高で丸く小ぶりなのが特徴です。
渋いとこ母が喰いけり山の柿 一茶 (『八番日記』)