2019-01-01から1年間の記事一覧

三角座標

陶芸メッセ・益子陶芸美術館 開催中の『A la table~益子と笠間のうつわの饗宴~』展を見てきました。 益子と笠間の若者56名と全国で活躍する7名の作品が展示されていました。 優美な曲線、精巧な造形に清楚な色彩で、モダンなスタイルの器物が目立ちまし…

本箱(6)

先日、「やきもの」関係の本が多くなり、一部を整理しました。 その中で、もう一度読んでみようと思った本が、井伏鱒二著の『焼物雑記』でした。 井伏氏は、広島県福山市生れであり、備前焼について造詣が深いことを知りました。 この『焼物雑記』は、やきも…

コサギ

黒須田川を、気持ちよく飛んでいる小鷺。 山口誓子に、こんな句があります。 美しき距離 白鷺が 蝶に見ゆ(昭和36年作) (『青銅』山口誓子集・朝日文庫・昭和59年4月刊)より 白い蝶が飛んでいるように見えます。 「鷺」は、日本に19種生息しています…

やきもの展(1)

先日、横浜ユーラシア文化館で開かれている 『博士が愛した中国陶磁~美と技の5000年~』展を観て来ました。 博士とは「會津八一(書家・歌人)」と「江上波夫(東洋史学者・考古学者)」で、 二人が蒐集した陶磁器が紹介されていました。 その中で、特…

この狸の写真は、2週間ほど前に家の近くの公園にいた野生の狸です。 親子か?夫婦か?分かりませんが、日当たりのよい芝生にじっとしていました。 狸と言えば、信楽焼きのふっくらとしたイメージがありますが、痩せており、毛が抜けて少し怪我をしているよ…

ロゼット

今日は「立春」です。 横浜は20℃超えるほどの暖かさになりましたが、まだまだ春らしい気配は感じられません。 いつもの散歩道の木々の芽も堅く、道端も枯葉に覆われています。 しかし地面をよく眺めると、通常は、雑草と呼ばれる草々の葉が、美しい模様(花…

5年目

こんにちは! 「Kanamankunの日記」も5年目に入りました。 今年からは、新しく「HatenaBlog」に移りました。 よろしくお願いします。 * 小さくても上殿す也福寿草 一茶(『文政句帖』) 福寿草(織部の鉢) *

登り窯まつり(1)

平成最後の「登り窯まつり」が 3月8日から笠間市の奥田製陶所で行われます。 今回が9回目になります。 昨日、焼成用の薪割りのお手伝いに 行って来ました。 割った木が白いのは、まだ十分に 乾燥していないためです。 本番当日までには乾燥します。 今は…

我が家のベランダには、よく鳩が飛んできます。 身近な鳥の中でも「鳩」は警戒心が 非常に弱く、雀や烏よりも人に近寄り、 人馴れする鳥です。 そして「平和」を象徴するイメージの 鳥でもあります。 鳩は、約1万年から六千年ほど前の 新石器時代に飼育動物…

ユリノキ

今日は「大寒」です。 暦では、本格的な寒さがくるはずが、 風もなく暖かい日でした。 いつも歩く散歩道。 1ケ月前までは こんなに美しい紅葉でした。 今は、すっかりと葉も落ちて 木々も眠りに入った冬景色です。 見えなかった鳥の姿も良く見えます。 * …

どんと焼き

1月15日は「小正月」です。 この日の伝統的な行事として 「左義長」があります。 お正月、門松やしめ飾りなどで お迎えした歳神様を炎とともに 見送る火祭りです。 一般的には「どんど焼き」と言われます。 (地方によっては呼び方が違います) 私の住ん…

翡翠

小寒も過ぎ、寒さはこれからです。 いつもの黒須田川沿いの散歩道も 日影に入ると空気が一段と冷たく感じます。 道路では雀たちが寒さを凌ぎながら 餌を漁っています。 欄干には「ふくら雀」 川には、長い尻尾を振る「キセキレイ」 川に入って餌を漁っている…

福詣

先日「七福神めぐり」に行って来ました。 今年で15年目になります。 今回は「隅田川七福神」です。 隅田川七福神は、江戸文化年間に 開闢され「七福神めぐり」の元祖とされています。 正月の楽しみな行事の1つであったようです。 天気は快晴、穏やかな日…

己亥元旦

新年、あけましておめでとうございます 元日や上々吉の浅黄空 一茶 今年は平成最後の年となります。 除夜の鐘を聴きながら、 氏神様に初詣に行きました。 今年の干支は「猪」です。 猪は田畑を荒らしたり、人家まで現れたりして 嫌われ者のイメージがありま…