今日は「立春」です。
横浜は20℃超えるほどの暖かさになりましたが、まだまだ春らしい気配は感じられません。
いつもの散歩道の木々の芽も堅く、道端も枯葉に覆われています。
しかし地面をよく眺めると、通常は、雑草と呼ばれる草々の葉が、美しい模様(花飾り)のように見えます。その広げた葉の形は「花の形」に見えます。
主にタンポポ、オオバコ、ヒメジョオン、ナズナなどですが「ロゼット植物」と呼ぶそうです。
「ロゼット」とは、もともと薔薇の花から由来する言葉で、花形の飾りを意味します。
多年草や越年草は、冬を越すために根出葉が地面から放射状に広がり薔薇の花のような形になります。
それは冬の間に寒さに耐えられるように地面に張り付いて、太陽の光を受けようと葉を広げるのです。この形が「ロゼット」です。
彩りの少ない冬の土に咲き誇っている
雑草が作る造形の世界。
*石垣の隙間に・・
*アスファルトと砂利の隙間に・・
*切株の上に・・
*土の上に・・
苔の上に・・
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艸花が咲候と扇かな 一茶(『七番日記』)
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掛け分け小皿
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