真っ赤なキリシマツツジと新緑の組み合わせが、大変に美しく魅せてくれます。
赤と緑は補色関係にあり、目の残像現象によって色が惹き合っているからでしょう。
その中を新型コロナの影響か?多くのランニングする人が駆け抜けていきます。
端午の節句が近づき、鯉幟がチラホラと見られるようになりました。
黒須田川の真鯉の兄弟は <蜜?> の状態です。
川面では、餌を漁りながら飛び回る「ハクセキレイ」。
群れで行動する「ムクドリ」
鳴き声は少しうるさい気が・・
春から初夏にかけて、つがいで行動するらしい。何を話しているのか・・
私が主に歩くのは、川崎市・虹ヶ丘の暗渠から、黒須田の「さつき橋」までの約1.3kmほどの距離です。
川床に、白い小さい花が咲いているのに気づきました。
名前は、和名で「和蘭(オランダ)がらし」の花です。
あまり聞かない花の名前ですが、葉っぱは肉料理などで付け合わせに使われ、香りと辛みで知られる「クレソン」のことです。
呼び方がいろいろあり、統一名称として決められたのが「クレソン」で、フランス語です。
生えていたのは野生のクレソンで、水の綺麗なところに生えているイメージがありましたが、多少、水が汚れている所でも生育するようです。
カワセミが来るほどですから、水は綺麗なのかも・・
原産地はヨーロッパで、日本へは明治時代初期にオランダから渡来。
「オランダからやってきた辛みのある野菜」という意味で「オランダがらし」と呼ばれるようになったそうです。
クレソンは、ビタミンやミネラルなどのが栄養価が高い野菜です。
野生のクレソンは寄生虫などの心配があり、生食は注意が必要です。花も食べられるそうですが、避けた方がいいそうです。
この繁殖力の強い「和蘭がらし(クレソン)」は、5月頃まで咲いているようです。
直径7mmほどの花を、高さ約3mほどの遊歩道から眺めながら歩いています。
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辛菜も淋しき花の咲きにけり
一茶『文化六句日記』
この句の「辛菜(からしな)」は、日本でも古くから香辛料として利用されてきた黄色い花のことです。辛菜は、お浸し、和え物、漬物として食べられています。種を粉末にしたのが「からし」です。
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梶の葉文白磁盃
口径:7.5cm・高さ:7.2cm
高台径:4.2cm
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