昨日の午後から降りだした雨は、霙となり、夕方には雪に変わりました。夜のはじめ頃には、雪が降る中で雷鳴が轟ました。「雷起こし」といって珍しい気象現象だそうです。私の住んでいる地域には、6~7cmほど積もりました。
今朝は雪も止みましたが、冷たい雨がまだ降っていました。いつもの時間より早めに散歩に出かけました。滑らないように用心して雪道に出ると、突然、垣根の茂みから,メジロが飛び出して来て驚きました。雪を被った山茶花の蜜を吸って居たのでしょうか。
その下の雪が積っていない枯草を突ついていたツグミが、慌てて逃げて行きました。
遊歩道は、雪が解けてベチャベチャで、滑るより水溜まりの中を歩くようです。
所々にカラスの足跡が・・餌を探していたのでしょう。
雪解けによる水嵩は、増えていないようです。いつも元気に餌を漁っているのはカルガモ。
キセキレイは、少し雪に戸惑っているみたい。
カルガモの上を、カワセミ、ジョウビタキ、イソシギが、餌場を探して飛んでいきます。
*
遊歩道の傍の公園の桜の枝には、モズが・・
その木の下には・・昨日、子供たちが、はしゃぎながら作った雪だるまが、一人ぼっちで淋しく立っていました。
「雪だるま」が誕生した起源は、明らかではありませんが、江戸時代の後期頃には、すでにあったとされています。江戸時代の浮世絵師・歌川広景の『江戸名所道戯尽 廿二御蔵前の雪』(1859年作)には、雪だるまが描かれています。
「雪だるま」のルーツは、雪を転がし丸めて雪玉を作る遊びから来ているそうです。この遊びを「雪まろげ(雪丸げ)」と呼ばれるそうです。
今日、散歩で見つけた「雪まろげ」は・・
手袋の指破れたり雪まろげ
子規
角ばった雪だるまの上には、四体の人形、その下に一体の人形が乗っています。家族を表現しているのでしょうか。
愛らしく両手の迹の残る雪
一茶『八番日記』
*
子だるまの頭のリボンが可愛いですね。
はつ降りや雪も仏につくらるる
一茶『自筆本』
少し頭が大きすぎたかな・・支えてくれる場所で良かったね。
木の根元に居るのは???
白い犬のように見えましたが、雪が自然に溶けて出来た姿でした。
雪仏犬と子どもがお好きかや
一茶『七番日記』
*
*