今日から「読書週間」が始まりました。

 2019年の読書週間の標語は

 『おかえり、栞の場所で待ってるよ』です。

 1947年以降の標語の中で「栞」については、こんな標語がありました。

 2004年『落ち葉をしおりに読書の秋

 2006年『しおりいらずの一気読み

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 「栞」とは、本の読みかけの所に挟んで目印とするものですが、もともとは木の枝を折ったり、削ったりして出来た「道しるべ」の意味があります。

 枝を折って挟んだところ「枝折る(シオル)」と呼び、それが「しおり」となったようです。 

 「栞」は、企業のPR、標語、各地の名所や動物、植物など、いろいろとデザインされた形や色などあります。 

 本に初めから取り付けてある平織の布のことも「しおり(栞紐)」と言います。

    手に馴染む栞の紐の細くなり

  栞は本を買えばサービスでもらったり、プレゼントで貰ったりと、購入することは少ないのではないでしょうか。 

 私は美術館のチケットの半券を使っていることが多いです。

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 この一般的な形の栞(和紙)は、孫がくれました。

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 このパッチワークのブックカバー(文庫本用)は、妻が作ってくれました。

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  栞が挟んである本は、2018年に亡くなられた金子兜太さんの『感性時代の俳句塾』集英社文庫です。私の好きな俳人の一人です。

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 この「読書期間」中に、次の本を読んでみようと思います。

 1冊目は児童書ですが、題名に惹かれて読んでみたくなりました。

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雨ふる本屋

 日向理恵子作・吉田尚令 絵・童心社・2008年刊

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  2冊目は、焼き物の本で、私の住んでいる横浜市に関連した陶工の生涯が描かれています。

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魯山人と影の名工~陶工 松島宏明の生涯

佳川文乃緒著・オスカーアート㏍・1990年7月刊

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  鼠志野筆立

  8.0cm*8.0cm・高さ:11.5cm

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