工房から車で10分ほどの所に、小さなゴルフ場があります。
先日、すっきりとした秋晴れではありませんでしたが、妻とともにゴルフを楽しみました。
ゴルフは上手くありませんが、このゴルフ場には、体力維持のために月に1~2度訪れています。9ホール(正式には8ホール)しかありませんが、松と檜の林に展開する林間コースで、距離もあり、それなりに楽しめます。
朝7時過ぎにスタート。
樹間からヒヨドリの元気な鳴き声が聞こえて来ます。朝露の残る青々とした芝生を歩くのは爽快で気持ちがいいです。
ゴルフ場から見える田圃は、もう稲刈りが終わっていました。秋は知らず知らずのうちに来ているようです。
突然、雉に出会うこともあります。雉は雑食だそうですが、田圃よりも芝生の方に餌があるのかな?
コースはよく手入れがされており、剪定された木々の姿形を見るのも楽しみです。工房の庭木の剪定の参考にしたりしています。
身体も少し暖まった4番ホール。綺麗に刈られたラフの芝生に、大きな木屑?が散らばっていました。
近寄って見ると茸の群生でした。
以前に工房の庭の芝生に「黄小傘茸」が生えているのを見ましたが、その茸とは違うようです。
「シバフタケ(芝生茸)」?のようです。
クッキーのように美味しそうな色をしています。日本では食べないそうですが、海外では食べるという記事を読んだことがあります。美味しいのでしょうか?
シバフタケは、しばしば「菌輪(きんりん)」を描いて群生するそうです。見たところ菌輪のように見えますが、これからはっきりとした輪の形になるのかもしれない。菌輪は直径10m以上にもなるそうです。
「菌輪」とは、菌糸が土の中で放射状に広がり、その先端に茸を作り、輪を描いたように生えることを言います。欧米では fairy ring (妖精の輪)と呼ばれ、神話や民話の中に登場します。 日本では茸に関しての民俗や風習は少なく、茸は民族によって受け止め方に違いがあるようです。
手の前に蝶の息つく茸哉
一茶『享和句帖』
これからはスズメ蜂の活躍する季節となります。下を向いてボールを探していると・・
もう数匹捕獲されていました。
切株の茸かたまる時雨哉
一茶『文化句帖』
いつもは後続に追っかけられてのプレーでしたが、早朝ためプレーする人も少なく、撮影しながらの散歩ゴルフとなりました。
* *
フリーカップ(蝋抜)
口径:7.7cm・高さ:9.7cm
*
*