先日、黒須田川の遊歩道を散歩していて、これまでに見たことのない鳥に出遭いました。
頭部から背中にかけて灰色で青みが少ないですが、美しい空色をしています。「イソヒヨドリ」の雄でした。磯という名前の通り、磯や岩場の多い海岸の崖地に棲息している野鳥です。このような都市部でも見られるようになったのです。雌は全身がうずら模様の茶褐色で地味ですので違いがよく分かります。
突然、道路に現れ、餌を探しているようです。そのまま飛んで行くのかと思っていると 川岸の芝生に飛んで、私の方に向かって来たので少し緊張しました。
私の傍にはピラカンサの木があります。まだ赤い実がいっぱい残っていました。それが目的のようでした。
枝に飛びつくと、直ぐに赤い実を啄み始めました。
そして一気に飲み込みました。
イソヒヨドリは、雑食なので木の実も食べます。
4個を・・次々と啄みます。
道路に人が来たのを察すると、川の反対側の人家の屋根に逃げて行きました。もう少し食べたいような様子でした。
名前に「ヒヨドリ」が付いていますが、外見が「ヒヨドリ」に似ていることから和名がついたそうです。また鳥類学上では、全くの別の鳥です。まだ聴いてはいませんが、囀りは美声だそうです。
雄は青い部分が多いので「幸せの青い鳥」と呼ばれることもあるそうです。
黒須田川には、青い鳥のカワセミもいます。美しい「都市鳥」が増えそうです。
*
*