カワセミ春夏秋冬(3)

 散歩していても北風が身に凍みるようになりました。遊歩道を色鮮やかに飾っていた灯台躑躅も葉が散り、冬の色に変わりつつあります。その灯台躑躅の傍の川底で、作業をしている方々がいました。

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 横浜市が行っている河川の水質検査だそうです。

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 堰の淀みには、いろいろな生物が棲息しています。

 先日、大雨で濁った水の時も、カワセミは、この堰で餌を漁っていました。

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 生き物たちが棲息しやすい環境が維持されていればいいのですが・・

 昨今、生き物によくない生活雑器などが、いろいろな所に投棄されています。私たちも、良い環境作りに努力することが求められています。

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 今回は、木々が芽吹く3月(2020年)に撮影したカワセミです。

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 木々のめの春さめざめと小鳥鳴く也

      一茶『文政句帖』

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 川底の花桃も、蕾が膨らんでいます。

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 鳥たちの動きも活発になります。

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 3月が終わる頃には、ソメイヨシノも開花。

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カワセミあれこれ】

 絵本には、多くの鳥が登場します。カワセミも絵本や童話には登場していますが、名前を付けられたカワセミが登場する本は、珍しいのではないでしょうか。

 その本が『かわせみのマルタンです。

 左側の本が1977年発行(福音館)。右側が2003年発行(童話館)の復刻版です。作者(リダ・フォシェ)・絵(フェードル・ロジャンコフスキー)・翻訳石井桃子、内容については同じです。大きな違いは、本の綴じ方(開き方)が違っています。それは文字が縦書きになっているか、横書きになっているかの違いです。復刻版の方が読みやすくなっているように思います。

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 お話は、カワセミ夫婦マルタンとマルチーヌ)の生活を中心に、美しい森の静かな小川で暮らす多くの生き物たちの生態が、詳しく描かれています。特にカワセミの生態は分かりやすく、絵本というよりも生物科学の児童書のようです。

 変わらぬ美しい自然の営み、そこで生きる生き物たち・・

 それが繰り返されることの大切さが描かれています。

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 以前、ブログ(2021.11.22)でカワセミ夫婦は紹介しましたが、最近、散歩でよくカワセミ夫婦に逢います。その元気なカワセミ夫婦です。

 12月14日午後

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 12月16日午前

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 12月18日午前

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