蟄虫坏戸

 あの暑かった日は何処へ・・・

しかし、まだ真夏日のところがあります。

  工房の前の小道には1ケ月ほど前、カラスウリの白い花が咲いていました。

 今は、真っ赤な「彼岸花」が咲いています。

 知らず知らずのうちに、自然のうつろいは訪れています。

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 9月28日から10月2日頃は、二十四節気七十二候の「蟄虫坏戸(むしかくれてとをふさぐ)」にあたります。

 この時期になると、夏の暑さが終わり、活動していた虫たちは、寒さの到来を察して冬ごもりの支度を始めます。

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 先日の台風15号の強風で、庭の梅の木の葉がほとんどなくなりました。その梅の木の幹に、もう巣籠を始めた「ミノムシ」。

「ミノムシ(蓑虫)」はミノガの幼虫で、自らの吐いた糸によって小枝や枯葉を合わせて筒状の巣を作ります。それが「蓑」に似ているので「蓑虫」と呼ばれます。

 この秋の風物詩のひとつ「ミノムシ」も、1990年頃から個体数が減少し、絶滅危惧種に指定されている自治体もあるようです。

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 蓑虫や梅に下るはかれが役

       一茶 『化三~八写』

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 焼締耳付花入

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