跳ぶ「ハクセキレイ」
「コサギ」の夫婦?
跳ぶ「チュウサギ」
2~3日前は、20℃を超える季節外れの暖かさで、黒須田川の水も少し温み始めたようです。歩道の「ハナモモ」の蕾も緩み始めました。しかし「ソメイヨシノ」は、堅い蕾のままです。
散歩していても、華やかな色がチラホラと増えると足の運びも軽くなったように思います。 冬から早春かけては、黄色い花がたくさん咲きます。
まず目に付くのは、生活に密着した「菜の花」です。歩道の近くに住んでいる人が植えたのでしょうか。寒咲きの菜の花です。
私たちは、この黄色い花を「菜の花」と呼んでいますが、「菜の花」という言葉は、アブラナ科の花の総称を言います。本来は葉が食べられる植物全体の事を言っていたようです。菜の花は、萼片、花弁とも4枚で十字のように花が咲くので「十字花」植物とも呼ばれています。
身近な十字花としては、ミズナ、ダイコン、カブ、ブロッコリー、小松菜、葉ボタン、大根など、たくさんあります。
「菜の花」は、アブラナの成長過程の一つの名称で、出世花かも知れない。花が咲いている時は「菜の花」、若い葉を食べるときは「アオナ」、種が出来た時は「ナタネ」と呼びます。
歩道に咲いていた菜の花は「セイヨウアブラナ」です。
よく「セイヨウカラシナ」と間違われますが、その違いは、葉が茎に巻いているかどうかで見分けます。茎に葉が巻き付いているのが「セイヨウアブラナ」です。
早春の花は、瑞々しくて色が鮮やかで美しく感じますが、花は人のために咲くのではなく、虫を呼び寄せて花粉を運んでもらい、子孫存続のために咲きます。そのためには大きな花の方が、多くの虫が集まってくれます。そのために菜の花は、少しでも大きくするために小さな花弁が集まっているのでしょう。
虫が黄色い花に集まるのは、黄色の色素カロチノイドは、寒暖に強いので冬でも退色しないで鮮やかな色を保ちます。それで虫を誘うことが出来ると言われています。また虫にとっても、黄色は花の中でも見つけやすい色のようです。
この花粉を、どこまで運んで行くのだろうか。近くにミツバチの巣でもあるのだろうか。ミツバチが蜜源を探すために移動する範囲は、巣から半径2~3kmほどだそうです。
蛙の好きな一茶・・花びらの上に小さな蛙を見つけたのでしょうか。
菜の花にちょんと蛙の居りけり
一茶『七番日記』
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日当たりの良い土手で「タネツケバナ」を見つけました。大変に小さく可愛い十字花で、注意しないと踏み潰してしまいそうです。
このブログでも「ナズナ」「クレソン」「ショカッサイ」の十字花を紹介しました。
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焼締十字文茶碗
口径:11.7cm 高さ:8.4cm
高台径: 4.0cm 重さ:440g
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