今日は「父の日」です。
私の父は、4歳の時に戦死しています。
父の思い出については、ほとんど記憶にありません。
一茶は『おらが春』の中で、娘のさとの成長を願って、次のような句を詠んでいます。
「這え笑え二つになるぞけさからは」
其角の狂歌にも、よく似た歌があります。
「這えば立て 立てば歩めと 思ふにぞ
我が身につもる 老いをわするる」
親は、子供が成人になっても、何時までも子供の頃のことを、いろいろと覚えているものです。
今日、息子から地方の名酒を贈ってきました。
遠くなった昔のことを辿りながら、酒を味わっています。
工房の近くの土で作りました。
梶の葉文焼締盃
口径:5.5cm・高さ:5.3cm
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