猫顔幼虫

 
 今、庭の「藤」の蔓の成長が速く、剪定をしていると、
緑の蔓に茶色の枝が伸びており、よく見ると枝のようであり、
虫のようであり・・・しかし枝そっくりなので戸惑いました。
 
 調べてみると「トビモンオオエダシャク」という
シャク科の蛾の幼虫でした。体長は9〜10cmほどありました。

 漢字では「鳶紋大枝尺蛾」と書き「枝」は、幼虫が木の枝に
擬態することに由来し、「尺」は「尺取虫」を意味します。
「鳶紋」とは分からないそうです。
 
  この幼虫は、植物に擬態するのが得意で、
 それは鳥類の危険から逃れるためです。



   驚き!
    この幼虫・・「猫の顔」に似ていませんか。

   




虫に迄尺をとらるる柱哉   一茶   (『八番日記』)


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 焼締花入 高さ:28.0cm

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