夏日の日が多くなり、水に触れたくなる季節となりました。
私の家の近くを流れる黒須田川にも、水浴びに鳥たちがよく来ます。
川の護岸は、ほとんどがコンクリートブロックで、安心して水遊びや餌を探しています。
「チチィ」と軽やかに鳴いて、巣作りに励むハクセキレイ。
石垣に使われる石や形、積み方には、いろいろあるようです。
遊歩道に沿った石垣は、周囲の地形や安全性を考慮して積み方や材質が異なるようです。
仲良く並んだ「ヒメジョオン」と、のっぽの「ブタナ」・・恋人同士かな。
人工的な石積やコンクリートの隙間から、雑草たちが思いのままに茎を伸ばし、花を咲かせています。
この無機物のコンクリートグロックに囲まれていても、そこが雑草たちの生活の場所でもあります。
経年変化した石の色も、花や葉を美しく見せてくれます。
この起伏に富んだ石垣のキャンバス。
一枚の絵画です。
四季の変化と時間の経過が、また新しい作品を生んでくれます。
この石と石の隙間が、生命力となる栄養分を運んでくれます。
不安定な環境の中で、力強く生きる雑草たちの生命力には驚かされます。
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やけ石のこけ重りて草の花
一茶(『享和句帖』)
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フリーカップ
口径:7.5cm・高さ:12.5cm
重さ:270g
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