六古窯

 今日、出光美術館で開かれている「六古窯~<和>のやきもの~」展を観てきました。

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 この美術館は、ビルの9階にあり、そのロビーからの展望は絶景です。

新緑が輝いていました。

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 官庁街と皇居

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桜田門

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 二重橋まで見えました。

今日は気温26度、湿度も低く、爽やかな心地よい風も吹いていました。

 風さえも除て行也夏木立(『寛政句帖』)

という一茶の句ありますが、そんな風景です。

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 展示では、中世のやきものを、大きく5つのパートに分けて、六古窯(瀬戸、常滑、越前、信楽丹波備前)の特徴のある作品が展示されていました。

 私は六古窯地には、すべて訪れていますし、展示されている作品は、以前にも観た作品もありました。

 六古窯のもつ特徴と魅力を、学芸員が大変分かり易い説明をしてくれました。

改めて日本の「やきもの文化」の素晴らしさを実感しました。

 今回、焼き物をつくる人間にとって大変に嬉しかったのは、大きな作品を除いて、茶碗、皿、鉢、茶入など、手に触れやすい焼き物には重さが表示されていたことです。

 重要美術品には触れることが出来ないだけに、重さの表示があるだけでも、作品の特徴の理解が深まるように思います。

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 先日の登り窯で寝かせて焼成しましたので、目土がしっかりと器体にくっきました。

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 目土が離れず、器体に穴を開けてしまいました。

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 瓢形梶葉文瓶

 高さ:23.5cm・重さ:1200g

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