この鳥は「鶫(ツグミ)」と言い、胸の斑模様が美しい冬鳥です。
工房の庭に、よく飛来し、胸を張り、跳びながら餌を探しています。

 日本より北の国から渡って来て、冬を日本で過ごし、
冬が終わるとまた北国へ帰って行く「渡り鳥」です。
 1947年の鳥獣保護法により捕獲が原則禁止されていますが、
食用にされていた時もあったようです。

 名前の由来は、飛来してきた時と北に帰る時以外は鳴かないことから
「口をツグム」と言う言葉から名づけられたと言われています。

ツグミ」は、同じ渡り鳥「マナヅル」や「オオハクチョウ」に比べると
話題性に乏しいですが、愛くるしい鳥です。

     *
     *
     *


    「 今日は北風が強いな 」
    「 ちょっとふっくら・・身体を温めてっと・・!


    「 やや知らない奴・・? 垣根に隠れるか・・ 」


    「 思ったより小さいな・・喧嘩でもするか・・ 」



   喧嘩すなあひみたがひに渡り鳥    一茶    (『八番日記』)


     *
     *
     *



   
                     *
                     *
                     *
                     *
                     *