酉年も残り少なくなりました。
今年、工房の近くに来た鳥たちです。
いつも警戒しているヒヨドリ。
田植前の田圃に来た鴨たち。どこから来たのだろう。
これらの鳥以外にも山鳩、ムクドリなど、いろいろな鳥が飛んできますが、
写真に収めることは出来ませんでした。
工房の近くは雑木林も多く、十年前は、時々鉄砲の音がし、
猟犬が走り廻っているのを見ましたが、
今は人家が増え、ほとんど鉄砲の音はしなくなりました。
そのせいか鳥の鳴き声や飛んで来る鳥が多くなりました。
俳句では「暖め鳥(ぬくめどり)」という冬の季語があります。
『絶滅寸前季語辞典』(夏井いつき編・東京堂出版)によると、
絶滅寸前の季語となっています。
「暖め鳥」とは
『冬の寒い晩、鷹が小鳥を捕えてつかみ、自分の足を温めること。
その小鳥を翌朝、鷹は放し、その飛び去った方向へ、
その日は行かないようにして、その恩に報いるという』
また『親鳥が自分の羽の下に雛鳥を入れて保護する』
という意味もあります。 (三省堂大辞林)より
大津絵の鬼も見じとや暖鳥 一茶 (『七番日記』)