76回

 先日、76回目の「本焼き」をしました。
「76」は、私の年齢でもあります。

 2000年に窯設置してから17年間。
約3000点の作品を焼成しました。
 窯は、まだまだ現役で活躍してくれています。

午前2時半、窯に点火し焼成開始。

   今朝は、マイナス2℃。
   


   手拭のねじつたままの氷哉  一茶   (『文化句帖』)


太陽が地上に顔を出す時、一段と寒さを感じます。

     窯の中の温度は、250℃位か。
     



色見栓から見えるゼーゲル。



太陽が沈むころには、1200℃を超え始めた。
目標は1250℃。
灯油窯では、ここからの温度調整が一番難しい。
しかし、76回目ともなると、これまでのデータが役に立つ。
順調に1250℃前後を推移。
ゼーゲルが完倒したのが、午後5時頃。
窯の火は、午後5時半に止める。
15時間の長い焼成は終わった。

   冬空には・・・
   





今回は、生掛け(素焼きしないで)焼成して見ました。