このテストピースは基本釉(透明釉)を決めるために作ったものです。
市販されている釉薬は多くありますが、基本になるのは透明釉です。
私の基本釉は長石と土灰の割合を調合して1250℃で酸化焼成しました。
現在、使用している基本釉は、長石90%と土灰10%に調合した釉薬です。
やや鉄分の多い土に鬼板で絵を描いて焼成した茶碗です。
酸化焼成したのですが、窯の性質によるのか、青磁風に仕上りました。
12月中頃の陶房から望む朝焼けです。朝焼けは夕焼けよりも青味を強く感じます。
三ケ月はそるぞ寒は冴かへる ( 一茶 ) (『七番日記』)