陶房の風景(10)

           

   このテストピースは基本釉(透明釉)を決めるために作ったものです。
  市販されている釉薬は多くありますが、基本になるのは透明釉です。
   私の基本釉は長石と土灰の割合を調合して1250℃で酸化焼成しました。
   現在、使用している基本釉は、長石90%と土灰10%に調合した釉薬です。

           
     やや鉄分の多い土に鬼板で絵を描いて焼成した茶碗です。
     酸化焼成したのですが、窯の性質によるのか、青磁風に仕上りました。

           
    12月中頃の陶房から望む朝焼けです。朝焼けは夕焼けよりも青味を強く感じます。

       三ケ月はそるぞ寒は冴かへる  ( 一茶 )  (『七番日記』)