この本は奥田誠一箸「陶器大学」(昭和24年3月刊・座右寶刊行會版 )です。
発行されて60年以上にもなり、痛みが激しいです。
本焼きで温度管理をしながら、窯の傍でよく読んだ本の1冊です。
内容は「茶碗の話」というように入門書風になっており、陶磁器全般について分かり易く解説されています。
晴れた日には、陶房の窓から見える夕景です。
午前2時頃から窯に点火し、夕刻頃には窯の中も一段と美しい光景となっています。
手前にはメロン農家のビニールハウスが広がっています。
夕やけの百姓赤し秋の風 ( 許六 ) (『蕉門名家句選・下』岩波文庫)