草花(1)

 日当たりの良い土手や道端には、空色の可憐な小さな花が多く咲いています。
この草花は「オオイヌノフグリ」です。花の直径は7〜10mmほどで
明治の始めころ、ヨーロッパから来たと言われています。
 オオイヌノフグリを漢字で書くと「大犬の陰嚢」となります。
実の形が犬の陰嚢に似ていることに由来しますが、
可愛らしい花姿から想像もできないように思います。


   おほ空の春の色まつ小草哉  ( 宗祇 )  (『宗祇発句集』)