暖かい日が続き、黒須田川のソメイヨシノの蕾も綻び始め、2~3日後には開花しそうです。
遊歩道を歩いていると、道端に見たこともない黄色い小さな花が・・
カメラを向けると、花だけが動き始めました!?
その正体は「ツマグロオオイヨコバイ」でした。大きさは13mmほどですが、農作物の汁を吸う害虫でもあります。
形と色から「バナナムシ」とも言うそうです。小さな虫ですが、バナナに見えなくもありません。
啓蟄が過ぎ、だんだん暖かくなると、いろいろな虫たちが活動を始めます。
初蝶のいきおひ猛に見ゆる哉
一茶『文政句帖』
虻おふな花を尋て来たものを
一茶『文政句帖』
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この1週間ほどカワセミの雌を見かけません。いつも決まった橋の下や木の枝に止まっているのですが・・雄は川下の鶴見川との合流付近で飛んでいるのを、時々見かけますが・・カワセミは3月頃から繁殖期に入ります。巣作りに入ったのだろうか。
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今回は、都市に住むカワセミの風景を写して見ました。
都会に住むカワセミ。
清流に住むカワセミのイメージは・・
特に植物の緑が乏しいこの時期は、カワセミの住むイメージとは違う寂しい風景となります。
コンクリートと鉄に囲まれた川は、カワセミにとって良い環境ではありませんが、都会で生息するには止む負えないのかもしれません。生きるために餌を獲るには、多少不安定なところでも必死に止まらざるをえません。
でも、冷たいコンクリートの壁に止まっているカワセミに出遭うことは、散歩する人たちの愉しみでもあり、癒しともなっているように思います。
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