いい夫婦

 11月22日は、語呂合わせで「いい夫婦の日」だそうです。

 仲の良い夫婦の表現として「オシドリ夫婦」という言葉で表現します。

 鳥のオシドリは、夫婦仲の良い鳥だそうですが、夫婦で一緒にいるのは、秋から翌年の春までの半年間だそうです。

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 私が散歩する黒須田川の上流1kmほどの範囲で棲息しているオシドリ夫婦たち。

 「カルガモ」「マガモ」などは、そんなに離れて行動をしていません。一方、カワセミは、離れて単独で行動します。時には連れだって川面すれすれに飛んで行くのを見かけます。一緒にいる時には、甲高い鳴き声が聞こえます。どんなことを話し合っているのだろうか。

 黒須田川の「いい夫婦」として「カワセミ夫婦」を紹介します。

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 川中に涼み給ふや夫婦星

      一茶『文政句帖』

 『文政句帖』は、文政5年から文政8年にかけて作句した一茶の最晩年の句帖です。

 この句を詠んだのは文政5年8月で、一茶が60歳の時です。

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 一茶は「いい夫婦」だったのだろうか。

 初婚は52歳で28歳の「きく」と結婚します。この妻きくのことを『文政句帖』(文政5年7月)の中で「菊女祝」という前書きを書いて妻のことを詠んでいます。

涼風や何喰はせても二人前

 妻きくは、よく食べる丈夫な女性だったのでしょう。しかし9年後に37歳の若さで亡くなります。

 その後、一茶は62歳で「ゆき」と再婚しますが、3ケ月で離婚。

 そして64歳で「やお」と再々結婚します。子供に恵まれますが、その子供の顔を見ずに、一茶は、1年後65歳で亡くなります。

 一茶は、いい夫婦生活には恵まれなかったようですが、この「やお」とは、仲の良い夫婦だったように思います。

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