好みの茶盌の容姿(形) その1

 茶盌は手取り、口触り、手触りが大切と言われますが、容姿も重要です。まず目に映るのは形です。この形は井戸形(いどなり)と盌形(わんなり)とを組み合わせてた形で、日常よく見かける飯茶碗の形です。水を掬う時とか、物を貰う時などに、手を合わせて作る盌の形でもあり、温もりを感じる形です。私は腰から高台脇にかけての曲線が好きです。そして高台はやや小さいのが特徴です。

       いれものがない両手でうける ( 尾崎放哉 )

 
       13.4cm・9.1cm・4.9cm・重さ310g
                               
                              13.4cm・8.7cm・4.8cm・重さ290g

       14.8cm・8.1cm・4.6cm・300g