習作(4) 「備前檜垣文沓茶盌」写し

 備前焼は濡れ色を喜ぶ花入れや水指・鉢・皿などが多く、茶盌となると数が少ないようです。
岡山県立古陶館の「銘只今」を写したつもりですが・・・
 この茶盌は16〜17世紀に作られた茶盌で、腰から高台脇への作りに特徴があり、焼き方も何かの上に載せて焼かれたのか?高台の有無が分からず、私は付け高台にしました。
 土については、茶盌づくりでいろいろとご指導していただいている佐藤和彦先生に、特別の土を準備していただきました。(本備前+赤土+陶板土)で登り窯で焼成しました。

 [特に備前の茶碗は使えば使うほど味がでる。釉のない土そのものの茶碗を手で愛撫すれば「備前の茶碗、中風にならぬ」ともいわれる >(黒田草臣著〜備前焼の魅力探究)より]


      口径11.7cm・高さ8.4cm・高台径4.0cm・440g


                    腰は下記のような方法で制作しました。