茶盌の重さ

 私が茶盌を作っていて<形>の次に大切にしているのが<重さ>です。<手取り>という言葉がありますが、茶盌を手に取った時に重いとか軽いとか、手に馴染むとかという印象を言います。重さの感じ方には男性、女性や手の大きさなど個人差があります。また見た目が大きくても軽く感じるものや小さくても重く感じるものもあります。
 しかし茶盌が紹介されている書籍には、口径、高さなどミリ単位で記載されていますが、重さの記載は少ないのは、どうしてでしょうか? 種類、大きさや形、色(装飾)手ざわりや口づくりなどに比べて重要ではないのかも知れません。

 これまでに私が作った中で一番軽い茶盌と重い茶盌を紹介します。
     
     15.2cm・6.6cm・4.2cm・190g
                                    
   12.7cm・10.3cm・7.3cm・670g