『化け物(幽霊)の正体見たり枯をばな』
この句は、江戸時代の俳人横井也有(1702〜1783年)の有名な句ですが、
21世紀になっても正体がよく分からないと言われる物を、
家のベランダで見つけました。
この白い毛玉のような物体は、捕まえると幸せを呼ぶ・・?とか
「未確認生物」として扱われたこともある「ケサランパサラン」です。
江戸時代以降、民間伝承上の謎の生物とされてきています。
『和漢三才図会』には、鮓苔(へいさらばさら、へいさらばさる)という
玉のことが記載されています。
名前の由来も諸説あるようで、スペイン語の「ケセラセラ」の語源から、
ケサラ・バサラの梵語から、羽毛のようにパサパサしているからなど・・・
その正体は、動物的な物として、小動物の毛が丸まったもの、
植物的な物としては、花の冠毛が寄り集まって固まったもの、
鉱物的な物としては、オーケン石などが言われています。
結局、正体はぼんやりしていますが、
何かの植物の種子ではないかと思いますが・・・・?
穂芒に昔赤鬼出たとき 一茶 (『七番日記』)
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