10年目の瓢箪


     蔓ながら瓢を叩く童かな   ( 蘭更 )  (半化坊発句集)

 志賀直哉の短編小説に『清兵衛と瓢箪』があります。
瓢箪が堪らなく好きな清兵衛という少年と、それを苦々しく思う父や教員との対立が描かれています。
 私は瓢箪の形が好きで、これまでに、たくさん制作してきました。
今年も笠間の工芸の丘の登り窯で焼成していただきました。
 この窯での瓢箪は10回目になります。