3月8日から笠間市の奥田製陶所で「登り窯まつり」が始まりました。
奥田製陶所の登り窯(仕法窯)は、旧笠間藩の伝統のある窯です。
3日かけて窯詰めが終わり、火が入るのを待っている胴木間です。
正面には、今年の干支である大きな猪が置かれました。
窯元の奥田達雄さんが、お神酒で安全を祈願しました。
窯に火が入りました。
これから3日間焚かれます。
胴木間に寝かせた私の作品。
火と灰の洗礼を受けます。
女性も大活躍。
子供連れの見学者も多く訪れます。
外国の観光客も真剣に撮影。
最終日の夕方からは、歌声コンサートも開かれて盛り上がりました。
天を突き刺すような炎は、歌声をかき消しそうです。
窯内の温度は、1240度を越えました。
最後は薪を大量に投入し、焚口を閉じました。
56時間半に亘る焼成は終わりました。
あとは1週間後の窯出しを待つだけです。
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春の夜や
一の宝の
火吹竹
一茶『文化句帖』
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