陶房の風景(12)

  


     花の時は気づかざりしが老母草の實   ( 召波 )  (春泥発句集)

  オモトは古くから観葉植物として栽培されており、老母草(オモト)は、万年青の別称です。
 江戸時代には老母草と書いたようです。それは老婆(葉)が子供(赤い実)を抱いているように見えたからとも言われています。