平成20年から笠間の奥田製陶所の仕法窯(登り窯)で作品を焼成してもらっています。
今回で6回目となります。平成23年には、東日本大震災で窯が壊れ、焼成することができませんでした。
しかし一昨年、修復も終わり、窯に火が入りました。
昨年、焼成した耳付花入れは、薪の熾火(おき)に埋もれてしまい、十分に焼成できませんでしたが、今年、もう一度焼成し直し、新しい衣に替えました。
冬からの皺をぬがばや更衣 ( 千代尼 ) (『千代尼句集』)
(注)現在、衣替えは6月1日から行いますが、江戸時代は旧暦の4月1日から行われていました。