飛鳥井なんばどのの蹴鞠、いけの坊の立花、
みやこの田夫、いなかの風流、
立て見るあり居て見るあり。
秋風のうしろを覗く立花かな ( 服部嵐雪 )
(注)服部嵐雪(1654-1707)は、江戸時代前・中期の俳諧師。
芭蕉の高弟で、俳風は温雅で滋味です。
良く知られている俳句として
「 梅一輪一輪ほどの暖かさ 」があります。
茶の湯では「掛軸」のつぎに大切なものは、花と「花入」です。また「花入」にも格があり「真」「行」「草」と分けて呼びます。私の花入は「草」の作品が多いです。「草」とは、素焼きなど釉薬の掛かっていないやきものや木、竹でできたものを言います。