御茶盌窯


 7年前に唐津を訪ねた時の、御茶盌窯(肥前陶器窯跡)です。案内によると連房式登り窯で現存長27.5m・焼成室7+α室が残っているそうです。中里一族により大正年間まで使用されていました。

       
 この登り窯は笠間市にある奥田製陶所の窯です。この窯は旧笠間藩の仕法窯の1つで、その火を絶やさない伝統の窯でしたが、2011年の東日本大震災で破損しました。私もその修復のお手伝いをさせてもらい、昨年(2014年3月)窯に待望の火が入りました。恒例の「登り窯まつり」も、今年(2015年3月)で4回目になります。昨年に続き、お茶盌を焼成していただきました。
   (注)仕法とは事の方を後世に伝えるという意味