明けましておめでとうございます
茶盌作りに憧れて10年以上たちました。これまでに制作した茶盌の制作メモのようなことを記したいと思います。まず最初は、私の好きな俳人小林一茶の句から
おらが宿そこらの土も茶碗かな ( 小林一茶 )
この句に誘われるように、茨城県(鉾田市)にある工房の庭の土で作って見ました。粘り気があり、砂目で鉄分が多いですが、思ったより耐火度がありました。白萩釉をかけて1250℃で焼成しました。
口径12.0cm・高さ6.7cm・高台4.2cm・重さ250g
お茶を呑むわが茶碗一つ
(尾崎放哉未発表句稿集〜層雲雑吟より)>
(参考文献)
*近世俳句俳文集(日本古典文学全集)小学館刊
*俳文俳句集(日本名著全集刊行会)昭和3年12月30日発行
*蕉門の人々(柴田宵曲箸)岩波文庫
*蕉門名家句選(堀切実編注)岩波文庫
*尾崎放哉全句集(伊藤完吾・小玉石水編)春秋社
*伊藤左千夫(日本詩人全集5)新潮社
*一茶句集(玉城司訳注)角川文庫
*一茶句集(丸山一彦校注)岩波文庫
*俳家奇人談・続俳家奇人談(竹内玄玄一箸・雲䇦末雄校注)岩波文庫
*若山牧水歌集(木俣修編)旺文社文庫
*若山牧水歌集(若山喜志子選)岩波文庫
*定本種田山頭火句集(大山燈太編)彌生書房