JOMON

   

 今日、東京国立博物館・平成館の『JOMON〜1万年の美の鼓動』特別展に
行ってきました。
 34.1℃の灼熱の中、入館まで10分ほど待ちました。

 最終日も近いのに訪れる人は多く、老若男女にとって
JOMON]は魅力的な世界のようです。
 また外国の観光客も大変多いのに驚きました。

 これを機会に「縄文遺跡群」を「世界文化遺産」の登録をめざそう。
  私も支援しています。

   

 今回は「祈りの美、祈りの形」コーナーでは「土偶」が
多く展示されていました。
 初めて見る土偶も多く、写真などで見たことはありますが、
実物をみると、その紋様とともに遥か昔の縄文人の精神世界に
創造力が掻き立てられます。

 縄文土器の展覧会では、火焔土器やその装飾が目立ちますが、
日常の暮らしにどんな土器が使われたのだろうか。
 注口鉢があるが、それを受ける碗はどうなっていたのだろう。
そんな疑問が湧いてきました。
 今回も「暮らしの美」というコーナーで「赤彩鉢形土器」
「大洞式土器」などがありましたが、それは祭器用かも知れない。
「碗」らしき土器(皿・浅鉢)はありませんでした。

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土偶」は、魔除けや繁栄を祈るお守りのようなもので、
精霊信仰(アニミズム)と思われます。

 一茶が詠む自然界、花・草・木や小動物たちの句には、
アニミズムの世界があるように思います。


   星様のささやき給ふけしき哉   一茶 (『句稿消息』)

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