「 皸をかくして母の夜伽かな 」
という一茶の句がありますが、昔は水仕事をする母は、いつも指先の皮膚が切れたりして皸(あかぎれ)になっているのを見たことがあります。
今はお湯を使うので楽になりました。
 焼き物つくりでも、冬の水挽き(轆轤ひき)は辛かったようです。

  
      胝のつれなく見えし轆轤ひき   ( 蓼和 )   (『俳諧職人尽』)